内科
ワンちゃんやネコちゃんは病気にかかっていても、あまり症状を見せないこともあります。そのため気づいたときには、病気が進行してしまっているケースも多いです。その際、体調不良の原因がどこからきているのか血液検査やレントゲン、超音波検査などをもとに判断し、適切な治療を行っていくのが内科の役割です。基本的には投薬治療によって症状の改善を目指します。
対象疾患の一例
- 甲状腺機能低下症
- 甲状腺機能亢進症
- 副腎皮質機能低下症(アジソン病)
- 副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)
- 糖尿病
- 慢性腎不全
- 炎症性腸症(IBD)
- 免疫介在性溶血性貧血(IMHA)
外科
内科治療では対応できない場合には、外科手術が必要になります。当院では産科救急、泌尿器外科から整形外科まで幅広い症例に対応しています。しかし、手術は基本的に全身麻酔が必要な上、身体にも大きな負担がかかります。そのため、本当に外科処置がワンちゃん・ネコちゃんにとって最善かどうか、ご家族とよく相談させていただいた上で、治療の選択・手術を行っております。
対象疾患の一例
- 子宮蓄膿症
- 帝王切開
- 膀胱切開術
- 橈尺骨骨折整復術
- 難治性外耳炎
- 消化管内異物
- 臍ヘルニア
- 鼠径ヘルニア
- 会陰ヘルニア
歯科
動物の高齢化に伴って、近年歯科疾患への関心が高まっています。なかでも、歯周病のためにスケーリングを希望されるワンちゃんが増えています。歯周病の予防には日々のデンタルケアが重要ですが、わかってはいても嫌がって歯みがきができない、というご家庭も多いのではないでしょうか。「歯石がついてきた」「口が臭い」「歯みがきが上手にできない」などございましたら、お気軽にご相談ください。
主な対応症状
- 口臭
- 流涎
- 歯周病
- 歯肉炎
- 根尖膿瘍
循環器・呼吸器科
「呼吸が早い」「散歩の最中に疲れやすくなった」「咳をしている」などの症状は単に歳をとったからではなく、心臓に問題があるかもしれません。循環器疾患は気づいたときには、症状が進行しているケースも多いため、早期発見・早期対策が非常に重要です。もし少しでも違和感を覚えたらお早めにお越しください。セカンドオピニオンとしてのご利用でも構いません。
対象疾患の一例
- 僧帽弁粘液腫様変性(僧帽弁閉鎖不全症)
- 肥大型心筋症
- 動脈血栓塞栓症
- 先天性心疾患
- (慢性)犬糸状虫症
- 肺高血圧症
- 気管支炎
- 気管虚脱
- 肺炎
耳鼻科
「耳が赤い、臭い」「頭を振る」「耳をよく掻く」などの症状があれば外耳炎かもしれません。当院では耳内視鏡(ビデオオトスコープ)を導入しています。ビデオオトスコープ検査では、従来の耳鏡では観察が難しかった奥の耳道や鼓膜の状態を詳細に評価することで、より適切な治療をご提案できます。外耳炎の治療を続けているのに、なかなか治らないとお困りでしたら、ぜひ一度ご相談ください。
対象疾患の一例
- 外耳炎
- 耳ヒゼンダニ症
- 耳血腫
- 中耳炎
- 耳垢腺癌
- 鼻咽頭ポリープ
皮膚科
皮膚病はワンちゃんネコちゃんにとても多い病気です。いつも痒そうに掻いているとかわいそうで、動物だけでなく飼い主の方も悩ませてしまいます。皮膚病の症状や原因はさまざまで、長い期間治療を続けなければいけないケースも多いです。スキンケア・食事を含めて、ベストな治療をご提案させていただきます。
主な対応症状
- 膿皮症
- アトピー性皮膚炎
- アレルギー性皮膚炎
- 皮膚糸状菌症
- ニキビダニ症
- 脂漏症
当院で対応できない疾患の場合は、専門医に紹介状をお書きすることも可能です。
気になる症状があればぜひご相談ください。